Concept

NPO法人フジの森のコンセプトです。


沿革/定款/役員名簿

NPO法人フジの森とは

(特定非営利活動法人フジの森設立趣旨書)

(特定非営利活動法人設立認証申請に係る書類より)

新緑のフジの森

                         2006年


 ●森の中の木とのふれあい空間・フジの森

東京都西部にある檜原村の「フジの森」は 公益信託富士フィルム・グリ-ンファンドの 「未来のための森づくり」の第二期事業として、 木造のディスカッションセンター(延べ床面積276m2 ホール及び宿泊施設)を整備、 1990年8月に正式にオープンしました。 「未来のための森づくり」は、都市近郊の緑を対象として、 地域住民と緑の交流をはかる拠点をつくろうというものです。

「フジの森」は、林道を入った森の中にあり、その後、木工館を併設し、 1993年には地元材を活かした木造の「檜原野外音楽堂」を建設、 大きな木造の建物を拠点としてさまざまな自然とのふれあい体験、 地域の住民との交流ができる施設となりました。


 ●村民と関東一円の市民によるフジの森の運営

フジの森の建設と運営の中心となった冬雷塾は、 檜原村の活性化と多くの人々との交流を目的として、 1981年に結成された村の(元)青年のグル-プです。 フジの森整備に当たっては、文化活動を通じた交流の場としたいと強い要望ありました。

また冬雷塾と共フジの森の運営に携わってきたのが、 都内や近県の市民からなる『風のたより』グループです。 このグループは、フジの森の広報紙『風のたより』の読者の総称で 「フジの森」を利用、支援する檜原ファンで、フジの森の定期活動日として、年間を決めて 施設の整備や補修等にも積極的に携わってきました。


 ●フジの森の様々な利用

「フジの森」では、フジの森が子供たちにとって自然とふれあう場、 交流の輪を広げて行く場となるように願い、様々なイベントを行ってきました。 雑木林を切って作ったホダ木によるシイタケやナメコの栽培、炭焼き、 裏山の自然観察道造り、鳥の巣箱作り、餅つき、味噌作り、蕎麦打ち教室、 竹を割って流し素麺、ホタルの観察会、山菜採り、川遊び、キノコ狩り、 クリスマスリース作り、雪上の動物の足跡探し、天体観測、柏木神代神楽舞(都指定民俗無形文化財)鑑賞、 村の古老から話を聞く会など、檜原の自然や文化を楽しんできました。

さらに自然とふれあう様々な活動を通じてフジの森や周辺の森林環境の整備を進めてきました。 周辺の森の下草刈りや間伐、枝打ち、1998年1・2月には雪害木の整理、 毎年恒例となったフジの森のある矢沢林道と川の清掃と、大切な環境を維持するための活動も続けています。

「フジの森」では、クラシックの室内音楽会、野外のジャズコンサート、 新春落語会、モンゴルの民俗舞踊や馬頭琴の演奏会、中国の留学生との交流会など、 様々な文化活動を行なっています。

1998年に檜原村観光協会数馬支部が地区の自然や歴史・文化を知って欲しいと 『数馬の「とっておき」ガイドマップ』を製作しましたが、 『風のたより』のメンバーが様々な形で協力しました。

観察   ピザ調理   

 
●これからのフジの森

「フジの森」が出来てから25年が経ち、子どもの活動が主体だった初期から、 徐々に大人が森の中の時間を楽しむようになってきました。 都会育ちの子供たちにとってフジの森は第二のふるさとであり、 幼なじみと再会する思い出深い場所となっています。

  

これからもさらに多くの子供たちにとってフジの森が第二のふるさととなるように、 この素晴らしい環境をさらに充実させることを考えています。

そのためには「フジの森」を運営する責任のある組織を設立して、 インターネットによる広報・予約システムの確立、青少年団体による利用促進、 他の特定非営利活動法人組織とのネットワークの形成と連携、 行政との協働を図ることなどを目指すことを考えました。

そこで、人と自然とのふれあいの場、 人々との交流の場であるフジの森をこれからも発展させていくために、 冬雷塾と『風のたより』グループが中心となり、 地域の方などの協力を得て特定非営利活動法人フジの森を設立いたします。

2005年4月17日

特定非営利活動法人フジの森